MAZDA Roadster

Modify manual

ローダウンスプリング

しばらくはノーマルの足で頑張ってみよう
各サーキットをノーマルでタイムを出して、
それから車高調にしてタイムを比べてみよう と思ってはいたのですが

どうもこの車高は許せない!!
いくらなんでもかっこ悪すぎ!!

わけ合って毎日通勤に使うようになった事がシャコタンへの道を早めた感もある。
だってあんな車高の高い車恥ずかしくって乗りたくなかったんだもん。

まぁ言い訳はこの辺にしてとにかくクルマはシャコタン!!
シャコタンじゃなきゃクルマじゃない!!

ココは積丹・・・
(しゃこたんと読む)

と言う事で今回はシャコタンに挑戦。
じゃ無くてバネ交換の巻き〜。


必要工具
ソケットレンチセット(10,14,17mmは最低限必要です。)
メガネレンチ(14−17)
スパナ(14−17)
スプリングコンプレッサー
六角レンチ(6mmかな?)
サンダー(好みに応じて・・・)



豆知識

ちなみに最近(昔から?)バネの事をサスって言う人が多く見受けられますが
サスペンション=懸架装置、つまりは機構の事ですのでバネ、ショック、アーム類全てを
含めてサスペンションと言います。バネはあくまでバネですので、あしからず。
ちなみに、ブレーキフルードをブレーキオイルという人がいますが
これも間違いです、ブレーキフルードは石油製品ではないのでオイルではないのです。
フルードが正解です。


物は最近流行のアイバッハ、ただしマツダスピード物ではありません。
中古パーツ屋さんで仕入れてきました。
新品なら30000円は下らないのですが今回はななんと6000円!!
ところが・・・

こいつはどっちがフロント用だ?

マツダスピードのカタログを見ると
フロント:自由長280mm、外径107mm、線径11.4mm
リア: 290mm、105mm、10.5mm
となっています。
このアイバッハのバネは
A:275mm、107mm、11.7mm
B:268mm、105mm、10.9mm
自由長はあてにならない、
外径と線径でAをフロント、Bをリアと判断しました。

では早速ノーマルを外してっと
まぁ細かい事は管理人さんのページに書いてあるので
違う部分のみ書きます。

アッパーアームのキングピンを外しましょう
と言いたいところですが
SST(=Special Service Tool:専用特殊工具)なんてものはありません、そこで裏技登場!!
ココをゲンノウ(かなづち)で思いっきりひっぱたきます
これではずれるはずです
が・・・
はずれません・・・
何度叩いてもはずれません・・・
仕方ないのでロアアームを外す事にしましょう。
ここで1つ注意!!
このボルトにはメモリがふってあります
取り付ける時に同じ位置に付けられるように 今のうちに印を付けましょう。
写真ではわかりずらいですが白ペンで印をつけてあります。
じゃないと後で痛い目にあいます
そうです、アライメントが狂ってしまうのです。
まぁ本来ならバネ交換した後はアライメントを取り直すのが普通なんですけどね、おいらはそんな事はしませんので・・・
ロアアーム外したの図

ロアアームを外してやる場合ブレーキキャリパーは外さなくても大丈夫です
ココからがちょっと知恵の輪状態、
ショックの皿の凸部分を奥になるように回してアッパーアームの穴に落とし込んで思いっきり下に押さえつけながら手前に引っ張る

んー、難しい・・・
さてスプリングコンプレッサーでバネを押さえておいてショックから外します。
でないとナットその他もろもろテンデバラバラになっちゃいますよ!!。
 
フロントのバネの長さはこれぐらい違います
外したものは順番に並べておかないと組付けるときわからなくなりますよ!!。
ロア側のブッシュはこんなに変形してるぅ
44000Kmしか走ってないのにぃ〜
ちなみにショックにはこんな刻印が打ってあります、
あんまり役には立ちま

皿はボンドのようなもので固定してあります。
どうせなら車高調にしとけってーの。
 
組付けは逆の順序で組付け、
注意する点はロアアームのボルトの目盛りを外す前と同じにする事!!
ココ大事。
続いてリア。
コッチは簡単に外せそう、っと思ったのですが
これがまた面倒なんです。
左側のショックアッパーボルト(って言うのか?)を外すのに トランク開けて内張りはがして、鉄板外して、
しかもガソリンパイプがこんなん所通ってるもんだから レンチが回しずっらいのなんのって、
フロント側の作業の後で疲れてるところへ来て、このナット、緩み防止の為かわざとつぶしてあるんですよ
だから完全にはずれるまでレンチで回さないと取れないんです。
しかもスタビリンクのボルトの6角穴なめてしまった・・・
仕方ありませんここは2人かかりで作業をしましょう、1人は思いっきりブレーキローターを押し下げて、もう1人がショックを引っぱります。
こっちも当然スプリングコンプレッサーで締め付けておいてからばらしましょう。
リアばねの長さはこんなに違います。
バネを組付けるときの注意点

アッパーシートのネジ2本を結んだ線とロア側ブッシュの軸の線を平行なるように組みましょう、
(写真参照:この2本の線が写真右から見て平行になるように)
これがねじれているとクルマに組むときに大変です。
 
さてこれを車体に組付けて完了です。

さぁ早速インプレッション

うをぉぉぉ〜、さすがアイバッハ!!

乗り心地はノーマルとほとんど変わりません。

ハンドリングもほとんど変わりません・・・

車高すらほとんど変わっていません・・・

なにこれ・・・


あんなに苦労したのに・・・

参考までに車高の変化
写真左から
ノーマルリア、アイバッハリア、ノーマルフロント、アイバッハフロント
リアで15mm、フロントはなんと5mmしか落ちてない・・・
20〜25mm落ちるって書いてあったのに・・・
トホホ・・・

どっちがアイバッハだかわかりますか?

映像が暗い方が夕方っぽいから と言う見分け方しか出来ませんよこれじゃぁ、
そうです、下がアイバッハです。
一応クルマを前後に動かしてなじませてから撮ったんですけどね。
 
こんなもんかなぁ〜
とりあえず今日はこの辺にしておきましょう。
おつかれさまでした。

一週間後の日曜日、早速バネを切ることにしました。
だってかっこ悪いんだもん!!

まずは組付け後のバネ長を測ります。
フロント:250mm弱
リア:250mm弱
 
アイバッハの自由長
フロント:277mmN
リア:268mm
 
あそばないようにしたいから
最大でも
フロント:27mm
リア:18mm
しか切れない・・・
まぁいい、とりあえず切っちゃえ!!
と言う事でエアサンダーで切っちゃいました
フロント:1.25巻き(上側1巻き、下側1/4巻き)左写真
リア:1巻き 右写真
 
では組付けて見ましょう。
実測!!
写真左から
ノーマルリア、カット後リア、ノーマルフロント、カット後フロント
なんとリア25mm、フロント20mmまで落ちました!!
やったー!!
と思ったのですが・・・
フロント切り過ぎました、これじゃぁ車検に通りません・・・
この筒、直径90mmなんです、完全に当たってます
まぁ車検は通したばっかりだしそのうち車高調組むつもりだし「今回はこの辺で我慢しときましょう」と言いたい所ですが やっぱりリアが落ちきってないように見えるんですよねぇ。
「あそんでも良いからもう半巻きくらい切っちゃおうかなぁ〜」なんて思っている今日この頃です。





ノーマルNAとの比較。
並べてみるとちょっとは低くなったようにも見えるけど。


さてココで”一応最終仕様”のインプレッション

まぁ低さは感じませんね、当たり前か。
なんだか乗り心地がかなり悪化してます
低速で走っているとかなり細かい振動が襲ってきます、
ある程度速度をのせてしまえばなくなるんですけど。
タイヤのエア圧上げた(2.4Kg/cm)のも一因かも。

あと前から後ろからいろんな所から異音が聞こえてきます
ちょっと路面の荒れたところを通ると「コトッ」「カツッ」etcetc・・・

で、走りの方はやっぱり変わってないように思える。
おそらくおいらが鈍い、鈍感、不感症のせいでしょう。
でも”なんとなく”ではありますがリアが流れやすくなって
コントロールもしやすくなってるような気がする、
あくまでも”気がする”だけですけどね。
 
理想までは程遠いですがまぁ車高調までのつなぎとしては
上出来としておきましょうか。



師匠の一言

そうそう 車高調に勝る物はありません

なんせミリ単位で調整できるんでっせ!


車高調までのつなぎとして
重りを乗せるというのはどうでしょう?



100kgも乗せれば良い感じになるんじゃない???



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