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r a c e

FSWショートコース

YRS FSWエンデューロ

2005/10/01



初めてのエンデューロ参戦です
イマイチ勝手が分からないのでチョッと緊張しています



エンデューロとは 130分間で何周出来るか競うレースです
ミニ耐久って感じですね
1人〜4人くらいでチームを組み戦います
一人と複数人で差別が無いように 1回2分30秒のピットインを
3回することが義務付けられています

何故エンデューロに出ることにしたのか
それは走行会に行く事が減り走り込みが少なくなってたこと
130分も走れるからコースをじっくり観察できること
色々な走り方を試してみたかったこと
そして一番の理由はブレーキの練習をしたかったことですね


俺はもちろん?・・・寂しく一人で参戦です
弟子が付き合ってくれないんだよね〜
しかし一人で130分・・・体力が持つんだろうか

注意することは「ガス欠」にならないこと
130分だとガス満でギリギリと予想
予備のガソリンタンクを持っていなかったのですが
仲間が貸してくれると言うので助かりました


そしてもう一つ借りたもの
それは「キッチンタイマー」(笑)

設定しておけばピットイン予定時刻に「ピピピッ」と教えてくれます
こりゃ便利だ!



プラディクス(予選)
予選は15分間
3人チームだと一人5分
5分だとインアウトを考慮すると6〜7周くらいでしょうか
車の挙動を確認した後 クリヤーラップが取れればラッキーって感じ
しかし俺は一人で15分、しっかりクリヤーラップを取らせてもらいますよ



予選開始
コーナーに突っ込むと「うぉ〜ケツ出る〜」
っていうか「グリップ弱〜!!!」
実は今日のタイヤは「初心に帰る」の意味をこめて
ネオバではなく街乗り用「DIREZZA DZ101」なんです
しかし数周すると・・・「うぉ〜 妙に体にしっくりくるぞ〜」
これぞ「人馬一体」って感じ!(笑)



結果
ふっふっふ、予選2位だじぇ!!!
タイムは「???」です
そんなに良くは無い(と思う)のに2位
一人予選はある意味良い戦略かも
ちなみに1位はポルシェ、3位もポルシェ
なんかすごいものに挟まれちゃったな〜



決勝
スタートは鈴鹿8耐でおなじみの「旧ルマン式」
グリーンフラッグの合図とともにコース反対側から車にめがけダッシュ!
車に乗り込みキーを差込みエンジン始動!
そしてシートベルトをしてスタート!
スタートを無難にこなしトップ(だったかな?)で周回開始
走り出してみるとなんか和やかな感じ
いつものスプリントだとスタート直後からあおれれまくるんですが
今回はそれはなし、なんか落ち着いて走れます


数周して ふと水温計を覗くと結構振れてるじゃないですか!
純正リニアにしたおかげで何度なのかさっぱり分かりませんが
クーリング走行も取り入れながら走らないとだな〜・・・


そうこうしてると周回遅れに追いついた
「まぁ時間があるから無理にぬかなくても・・・」
なんて走っていたら 後ろの方に赤い車がチラチラ見えてきた
コイツは俺の目標「イーブンスロットル」(チーム名)だ
「ここで追い付かれようものならメチャヤバい!」
と思い前車を抜きに出るのだが
チョイ切れした集中力ではうまく抜けない・・・
あせってマスマスダメダメ状態に落ち込んでしまう
じっくり後ろにつくと 前の車も「コイツは抜く気ないな」
なんて思われて 安易に抜かさせてもらえないのかもしれないな
長丁場だろうが 追いついたら抜く意思を見せる
そして自分のリズムを崩さず ズバッと抜くことが大切ってことだ

ズバッと抜くにはポイントを決める
まずは相手より自分の早いコーナーを見極めよう
すると第一コーナーと最終コーナーの飛び込みの甘い人が多い
しかし第一コーナーの進入は高速でラインも狭くリスクが大きい
(ロドスタのストレートの伸びが悪いのが原因なんだけど・・・)
なので2コーナーでかぶせて3コーナーで刺す
これは結構無理がありました・・・
抜かれた人は結構むかついてたかも(ごめんなさい)
何度かかぶせられてイン側ダートに入っちゃいました・・・反省

一番 抜きやすい所は最終コーナー
どうも皆さん無理なブレーキングを避けている模様
なのでブレーキを遅らせてインに潜り込む
もし相手が気ずかずインを閉めてきてしまっても
このコーナーには縁石がありませんからインに逃げられるのです
スプリントなどでは立ち上がりでまた勝負が始まるんですが
エンデューロでは譲ってくれたみたいです

抜くときは当然アクセル全開!べた踏みレブ直前!
しかし前にも述べたように水温も気をつけなければならない
さらに燃料計も気にしなければならない
そこでクリアーなラップのときは
タイムを落とさない燃費&クーリング走行を心がけてみました
このコースはストレートが下り、バックストレートは短い
なのでアクセルハーフでもそんなにタイムは変わらないと判断
そこで
「べた踏みしない」
「シフトアップは6000チョイ」
「最終コーナーは3速」

「ブレーキもあまり負担をかけないよう結構手前でジワ〜っとやさしく」
一体これで どのくらいのタイムが出てたんでしょうね〜???


かれこれしてると後ろから猛烈な勢いで黄色い物体が迫ってくる
予選1位のポルシェだ
ココは守るか抜かさせるか
とりあえず1周様子を見るが無理に抜こうとはしてこない
しかし当然ポルシェの方が速いわけだし抜かさせないのも大人気ない
しかしこちらのペースを落とすようなこともしたくない
自分とポルシェのスピード差が一番あるところをチェックしてみると
やっぱりストレートですね〜
ストレートで抜きにかかってきたら
1コーナーで丁度後ろに付けるように気持ちハーフアクセルにする
(ほぼ全開なんだけどね・・・・)
そんな感じで抜いてもらいました
こちらのペースもほとんど落ちないし
平走じゃないから相手に不安も与えず抜いてもらえ・・・たかな?


40分経ちキッチンタイマーが「ピピピピピッ」
となる前には表示見て分かってたんだけど時間となったのでピットイン
するとスプリント出場予定の仲間から水などのサービス!
ピットクルーは大切です!、メチャクチャありがたかったです

そして更に40分後、2度目のピットイン
40分3本で走りきる予定です!
でふと思う、
残り40分走っちゃうと ピットインが1回足りない???・・・
危ない危ない 失格になっちゃうところだった(笑)
んじゃ20分したら入ろうっと・・・

「師匠、タイヤの空気圧でも見ときましょうか?」
とやさしい声、そしてフロントタイヤを見た仲間の顔色がおかしい
「タイヤどうかしたの?」
「なんでもないです・・・スタートしちゃってください!」
まぁ予測はしてました、なんせフロントタイヤはFSWドリフトコースで遊びまくった
ブロック飛び飛びタイヤでしたから(笑)


ピットアウトすると渋滞の最後尾
うりゃうりゃうりゃと何とか全部抜いてクリアーラップへ
ガソリン計を見ると1/4を切っています
ん〜最後になって減りが早くなってきたような気がするな〜
チョッと心配になってきた
そして数周後、もう一つの集団に追いついた
なんか抜く時間がもったいないなぁ・・・
「予定より速いけどピッチインしちゃえ」
ピットするタイミングも考えなくチャですね
抜いた後にピットインするのと 抜き始める前にピットインするのじゃ
結構時間が違いますもんね

ピットインするとガソリンが増えている!
ガソリンが寄って針が低く指していたんですね
でも心配は心配だ


最後のピットアウト
いままでに抜かれた記憶はポルシェとBMとシルバーのロードスター
しかしシルバーのロードスターはスピンして そのとき抜き返したから
ナカナカの高位置?

コースに合流するとチョイ後ろに赤いロードスターが・・・
彼らには からみも抜かれもしていない
ピットのタイミングでどうなったのかが不明
もしかして同一周回で俺が前???
こうなったらとりあえず抜かれるわけには行かない、前進あるのみ!
ココからは周回遅れをいかにロス無くパスするか
周回遅れを間に入れれば相手も離れていくはず
もうがむしゃらでした、当然無理はちょっとしかしてませんけど・・・
そして抜かれないままチェッカーフラッグ!!!
130分の長いレースが終了!



結果
183周(ガソリン残量メモリ読みで1/4)
総合3位
そしてクラス優勝!!!
(パチパチパチパチ)


いやぁ出来過ぎ 嬉しすぎ
まさかイーブンスロットルに勝てるとは思わなかった
イーブンは数百メートル差で2位
もし予選でイーブンに負けていたら彼らを抜くことは困難なので
表彰台の位置もそのまま逆になっていた事でしょう
何気に予選も大切って事だ
しかし130分走って数百メートルしか差が無いなんて
まるでスプリントのような結果ですね・・・恐ろし


最後に

今回の目的
コースをじっくり観察できること
色々な走り方を試す
ブレーキの練習




そんなこと考えてる暇 無いや(笑)

コースの観察と言えば3コーナー立ち上がりでテールの跳ねないラインがあったことくらい
走り方は・・・
ブレーキ練習は過酷なブレーキをする気になれなかった・・・
「長丁場なんだから車をいたわらなくちゃ」という気持ちが
強く沸いてきちゃいましたね



エンデューロで勝つために必要なことは

「いかに周回遅れをスムーズに抜くか」だと思いましたね
毎ラップを早く走りがんばっても 周回遅れを抜きやぐめば
せっかく稼いだ時間もあっという間にチャラになってしまいます
がんばれば燃費も悪化します
クリアーラップは無理な走りをせずソコソコのタイムで燃費走行
抜くときはモタツキ厳禁、全開でリズム良く一気に抜く
これが俺の勝利の方程式かな(笑)

一人で130分も走り切れるか?と思っていたけど
思ったより疲れなかったですね
いかにスプリントが神経使ってるか・・・よく分かりました

やっぱしエンデューロはチームで作戦考えてピットサイン出したり
ガヤガヤしながらやったほうが楽しいですね
皆さんも 仲間を引き連れて参戦しましょう!

おまけ

スプリント

今回私は参加しませんでしたので いつも自分が参戦しているレースを
端から見れるのがチョッと楽しみ

今回のロードスタークラスの参加台数は なんと20台!
これをいっぺんにレースさせちゃう すごいものになりました
FSWショートコースは 最大15台しか走らせないのが基本なのですが
YRSはマナーが良いと言うことで特別扱いらしいです
そんなこと言われると なんか自分の腕が良いように感じて嬉しいな〜
って俺出てないし・・・

そしてその中でNR−A台数は8台
まるでミニパーティーレースです!

NBでのパーティーレースが無くなるかも知れない昨今
パーティーレースを行っていた人たちは
決して安くない予算をつぎ込み参戦していたのに 行き場が無くなってしまう
そこでYRSなどでパーティーレースを存続するってのも面白いかも
「JAF戦じゃなきゃレースじゃない」なんて言わず集まって欲しいですね
集まってやっていればMAZDAも何かしらの行動起こすかもしれないし
(それは無いかな?)


レース開始

20台のロードスターは圧巻です〜!!!


そしてバンクコーナーの頂上でも観戦してみました

2〜4コーナーは見えませんが 全体の車の状況が一度に見れて
レース状況が見やすいです

レースは先頭争いと中盤争いが熱くなってて面白い面白い!
台数が多いからこそ色々な場所で白熱したレースになるんでしょうね
台数の多いレースはサイコーです!

今後も沢山のロドスタが集まって
レースをどんどん盛り上げて行きましょう!



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